むらさき色は好きだけど
2019年芥川受賞作品。
こちらも図書館のウエイテイングリストでずっと待っていました。
私、「待つ人」なのです😉
一言で表すと不穏に満ちた小説。
何か不可思議なことが起こっていて
落ち着かない気持ちのまま
でも途中で止まることなく読み進めました。
久しぶりの一気読みは
面白くて!というよりは
いったいこれは何?と
訝しがりながら。
他人に対する執着って
家族以外は、たとえば恋愛対象や
親友と呼べる相手にもあまり感じないのです。
割とというかかなり自己中心的だし
自分のことしか見えてない自分にしか気付かされます。
なのでここに描かれている心理と行動は
本当に謎なのですが
そこにワクワクするような興味などは
湧かないなあ、と。
むらさき色は好きだし
素敵なパープルのロングスカートなんかは
はいてみたい。
レモンイエローの黄色いカーデガンも持ってるけど。
好みのお話ではなかったことを
ここに白状致します。
あくまで私見😅
- 作者:今村夏子
- 発売日: 2019/06/07
- メディア: 単行本