おひとりさまを ご機嫌に。

ご機嫌な気持ちを大切にする毎日

潮騒に胸どきどき

三島由紀夫を久しぶりに読もうと思ったのに特別な理由はありません。
なんとなく時間の洗礼を受けたものを読みたくなった
いわゆる「そんな気分」です。

内容(「BOOK」データベースより)
古代の伝説が息づく伊勢湾の小島で、逞しく日焼けした海の若者新治は、目もとの涼しげな少女初江に出会う。にわかに騒ぎだす新治の心。星明りの浜、匂う潮の香、触れ合う唇。嵐の日、島の廃墟で二人きりになるのだが、みずみずしい肉体と恋の行方は―。困難も不安も、眩しい太陽と海のきらめきに溶けこませ、恩寵的な世界を描いた三島文学の澄明な結晶。その火を飛び越して来い。永遠の青春がここに―。その名を不動のものとした、29歳の作品。

みずみずしい純愛もの。
清らかな男女二人の言葉や振る舞いが読んでいて爽やかで奥床しさに面映ゆさを感じるのです。
そしてそれと並行して描かれている夜の海に濡れる苔・荒々しい波の荒ぶれる海のくだりが
なんとも妖しくなまめかしくてどきどきします。



映画化は何度もされていますが
やはり私たち世代は山口百恵さんと三浦友和さんの
ゴールデンカップルですね。
久しぶりに映画も見たくなりました☺